君が降る日

君が降る日

君が降る日


島本理生の作品はいつも傷ついた女の子たちが出てきて
痛々しいのだけれど、この作品では恋人を事故で失った女の子と
その時に運転していた彼女の恋人の友人との物語

わたしたちはこれぐらいの苦痛では死んだりできなかったから。もっと鈍く、頑丈にできていた。隆ちゃんがいなくなった今も、毎日、呼吸をし、死んだものを食べて、疲れれば眠りに就く。生きるということはきっと特別なことではなく、次に必要なものが選べるということだ。


本はじつはまだ全部読めていません。
3話入っていて、最初の一話(冒頭で述べて引用した内容の物語)だけ読んで
明日が返却期限日なのです。
まさか、図書館員が返却期限日を破るわけにもいかず
分館に返しますけど、新刊なので、たぶん予約が入ってるでしょう。。。
(予約が入っている本は継続して借りられないのです)


26日に職場復帰しました。
シルバウィーク後の土曜日で来館者もそれほど多くない
そう配慮して下さったのだと思います。
復職日の2週間前から抗うつ剤(入院前に飲んでいたものより若干よく効く)を処方してもらって
なんとかギリギリセーフの滑り込み状態で
9時〜5時半の勤務です。


職員さん(公務員)なら病欠の後、3時間〜とか慣らし勤務ができるのか
わからないのですが、とにかく1日勤務を普通に言われてしまいました。
さすがに昼食時は外のベンチ(周りに遊歩道や公園があるので)で
お弁当を食べた後、仰向けに寝てて、男性ならともかく女性が?と
不審に思う人もいたでしょうが、なりふり構っていられません。


でも、仰向けになると桜の葉っぱの間から青空が見えるのです。
入院時に病室の窓から見えたケヤキの樹と同じ地面でつながっていて
同じように励ましてくれていたような気がしました。


午後からはたぶん疲れが顔に出てたんでしょう
皆さんから「大丈夫?」と言われてしまいましたが
残り2時間ぐらい。閉館までは1時間半で「帰ります」とは言えない性分です。
最後にカウンターでの業務が途切れた時からはイスに座って
“プッカー掛け”だけしていました。
ここで無理しなくなったことだけが多少の進歩かな。


帰って食事、入浴の後 布団に入ってしばらくしたら
激烈な不安発作に襲われました。
クタクタに疲れていたので就眠前の薬を飲んだら
あっと間に爆睡できて救われました。


それから昨日まで夜には不安発作が来ましたけど
月曜日に医師から頓服で少し強い抗不安薬をもらって
今日はかなり楽になりました。


結局、人事の方と話して10月は2,3回出勤するだけに留めましたから
次の時には もう少し体調も回復しているでしょう。
たまたま知人から在宅の仕事を回してもらったので
副業みたいな感じで始めたけど
今の出勤状態だと副業の方が収入面で本業を越すかもです。


いまは治癒が一番大切なので、無理はしないで
母子の手当てやなんやかやで普通に生活ができてるし
まあ、いいかーと思っています。
あ、これも多少の進歩かな?