ジェネレーション・ギャップ

私の息子たちは今、20歳と17歳
ヒップ・ホップをiPodで聞き
お笑い芸人のネタを言い合い
ジーンズも学生服も腰履きで裾は大抵擦り切れそうです。


それが普通の部類みたいなので心配はしないけれど
静かに落ち着いて暮らしたいなぁと思う母と祖母は
乱暴な言葉遣いや態度に毎日接していると
なんとなく、ため息が出てしまいます。


私もそれぐらいの歳にはブランド全盛期で
親に反抗もしたし喧嘩もしたし
黒づくめの恰好でディスコに行ったり
同じ職場のサーファーの先輩と海に行ったり
友達と旅行に行ったり、夜遅くまで、はしゃいだり
何時間も電話でしゃべったり、誰かを好きになったり
フッたりフラれたり、泣いたり笑ったりしてたよなーと。


いまは、私だけで男親がいないので お祖母ちゃんがフォローしてくれつつも
条件付きの愛情(厳しくする)と無条件の愛情(甘えさせる)を
交代ごうたいでやっていると、ひどく疲れてしまいます。
仕事が忙しい時は、「もう、放っておこう」と思いつつ気になって。
半世紀近く生きてる(こう書くとすごいな)私と
まだ、20年弱しか生きていない彼らとでは
あまりにも違いすぎるのだろうな。


それでも、この間までカレシがいて仕事と恋愛に没頭していた母親を
ただ、もう呆れて、どーなってんだ?と思って観ていただろうから
無理して、「オトナ」をしていたんだろう。
今度はこっちが大人になんなきゃ、だな。


これから人生に色んなことがあるのは知っている。
でも、君たちにどんなことがあるのかはわからない。
だけど、同じように誰かを好きになってドキドキしたり
傷ついたり、泣いたり、笑ったり
仕事で失敗して怒鳴られたり、凹んだり
一生懸命がんばって認められたり、ダメだったり
友達に励まされたり、励ましたりして
「みんなもそうなんだー」と思ったり
そうやって、私が今まで生きてこれたように
そうやって、君たちも生きていけるように。


私を乗り越えていきなさい。
そうして、出会った誰かと幸せになれますように。
愛を紡いで行くことができますように。