昨日、20うん年来の友人たちと新年会をしました。
個々には2、3ヶ月に1度くらいで会うのですが
仕事やその他諸々の都合を合わせるのは難しいので
全員で会うのは年に1回あるかないかです。
去年、私は入院と長期療養をしました。
その時にすぐに病院に駆けつけてきてくれたのが彼女たちでした。


こんなに長い間友達を続けて来れたのは
全員、考え方が大きく違う。
会って話して、相手と意見が違うとそれを率直に言う。*1
影で悪くは言わない、良い点を言う。
友達の幸せを妬まない。不幸(世間的に見て)にも同情しない。心配はする。
たぶん、なんとなく、暗黙の了解でこういう付き合い方をしているからかな?と思います。


昨夜はお鍋メインで、あとはお刺身やら湯葉豆腐やらあっさり系で。
外で食べるお鍋もまた家と違って美味しいです。


友達とはいえ、よそ様の事情を了解なしで書く訳にはいかないので省きますが
まあ、全員、40代後半の働く主婦のよくある悩み満載でした。
私が友達に言われたことは
「mahoが思うように相手も思うとは限らない」
「相変わらず、自分にも他人にも厳しい」
「でも、ちょっと病気はようなったなぁ」


誰にも言わないことを彼女たちだけに話しました。
「ものすごいアホやと思うけど、やっぱり私は元カレがまだ好きやねん」
「それは、まだ依存してるんちゃうんか」という意見と
「そこまで、ひとを好きになれるなんて、すごいなぁ」という意見がありました。
そういう気持ちは理屈ではないので、やっぱり他の人を好きにはなれないなぁと思いはするけれど
もちろん、もう2度と会うこともない人です。


時々思う「依存ってそんなに悪いことなんかな?」という問いかけをしました。
「甘えたり依存ができない私からすると、逆にそう言われると傷つくなぁ」
なんでも1人でできるしっかりした彼女をエラいと思うと同時にしんどいやろなぁと思っていたので
色んな考えが浮かんだけれど、彼女には「そっかーごめんね」しか言えませんでした。
夫婦でこの人がいないと生きていけないぐらい好きだったりするのと同時に
憎み合っているけど別れられない夫婦もいるし
子どもが好きで生きがいに感じる人間もいれば
子どもがいるからこその悩みや苦しみもあります。
好きだから苦しいのと嫌いだから苦しいのとどちらも同じくらいなのだろうと思います。


私は、いま、我慢できないほど、辛くはなくなったから
また年月がたったら、もう少し、辛くなくなるのでしょう。
そうして、そんなこともあったよなぁと笑える日も来るのでしょう。
その過程を共に歩んでくれるだろう彼女たちに感謝すると共に
みんな、幸せになれますように、と月に願いながら、深夜の道を帰りました。

*1:もちろん、これは長く付き合っていてお互いをよく知っている友人限定。ちょっとした友人知人で、これをやったら人間関係が破綻する怖れあり。