救いの手

安心して悩める町作りをする際は、本当に助けが必要な人を置き去りにしないで欲しい。(『自殺が減ったまち―秋田県の挑戦』)http://d.hatena.ne.jp/hrkt0115311/20090915/1252970963


こういう取り組みをしてくれている方々がいるというだけで嬉しいです。
自殺について理解できなくても理解しようと努力してくれること
それがいまの世の中にはないのです。


「じゃあ死ねば」問題 | なマレンジどん
http://hrkt0115311.org/2009/06/002938.html
これ、はじめて読んだんですけど
私は本当にに症状が重かった時、母親と長男と親友には「死にたい」と言いました。
この苦しみから逃れるには死ぬしかないと追い詰められていました。
でも、どこかで止めて欲しい気持ちがありました。
もし自殺したら、子どもの心に一生消えない傷を残すことは
十分、理解していました。
それでも希死年慮を医学の力無しで押さえ込むことは無理なのです。


元カレには「死にたい」と言った数日後に
自殺企図してしまったのですが
友人から“「死ぬ」という奴に限って本当に死んだりしない”と言われたそうです。
その人は元カレの気持ちを軽くする為に言ったのかもしれません。
でも、そんな風に言ってたと聞いてわたしはひどく傷つきました。
「じゃあ死ねば問題」でも“「死にたい」なんて言って欲しくない”
“そんなこと言われても背負えない”というコメントがありました。
それはしょうがないけれど「じゃあ死ねば」ってリアルで面と向かって言えるのかな?
ネットなら書き込みできる人もいるのでしょうけど。
私の元カレも結局は背負いきれなくて「別れよう」と言ったのだと思います。
わたしは当時「じゃあ死ねば」と言われたような気持ちになりました。


自殺の原因は本当に誰にでも起こりうる不慮の出来事が原因です。
ただ、私にとって「多重債務で追い詰められて」という人の
すべてが本当に不慮の出来事なのか?と疑問に感じます。
事業の倒産や失業ならわかります。
ギャンブルも依存症のひとつなのでしょう。
ただ私の元カレのように開き直って
多重債務者でありながらギャンブルもお酒も辞めず給料の全部を使ってしまう。
もちろん税金や年金は何年も滞納。
戸籍を買って取立て屋から逃げて、事実を隠して女性とつきあい
女から女へと渡り歩いて援助してもらい自分にメリットがなくなったら別れる。
最初のつまづきは商売が失敗したせいらしいですが
その時は30代、やり直しはできたはずです。


元カレの周りにはそんな風に借金しては
遊興費に使っている人がたくさんいました。
私は世間知らずでバカだったので
世の中色んな人がいるのかな?そんなものなのかな?と思っていました。
いまは、そんな人が年を取って暮らしていけなくなっても
自業自得じゃないないのかな…と思います。
「じゃあ死ねば」問題で突き放す人と
結局、私も同じなのかもしれません。


ずいぶん前ですが
id:fujiponさんの記事
[本]境界性パーソナリティ障害☆☆☆☆☆
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20090614
を読ませていただいた時に、何人か以前の知り合いに
ここまでヒドくなくても、これに近い人いるな、と思いました。
元職場の同僚は仕事外で会うと自分の悩みごとだけを延々と話し続けました。
もう彼女は退職してしまって、連絡も寄越さなくなったので
いまは、どうしているか、わかりません。
20代の頃の友人で2回離婚して3回結婚した子は
結婚生活の不満を度々、電話してきて
その頃、子育てで忙しかった私は、だんだん距離を置くようになりました。
いまは、音信不通ですが、3回目の結婚で幸せにしているといいなと思います。


わたしの場合、元カレとは共依存でした。
そんな歪な関係は解消してしまって、よかったと思います。
どういう理由であれ「死にたい」という人間を援助するのは相当な覚悟が必要です。
何があっても見捨てないでくれる母と心配してくれる伯父伯母たちと
それとなく見守ってくれている子どもたちがいるわたしは本当に恵まれていると思います。


あと、本当に身近に欲しいのは自助グループです。
大抵は非営利団体なので、存続は難しいらしく
比較的、東京都内や大都市ゾーンにしかないようです。
うちの近辺にはネットで検索しても見つかりませんでした。


私が入院してたのは精神科の比較的軽い症状の方向けの病院だったのですが
看護師さんや医師やカウンセラーよりも
同じうつ病の方が一番、心の痛みや対処の方法をわかってくれているな、と思いました。
あれ?なんかまほさん、しんどいそうだな〜って時は黙って放っておいてくれます。
話す時もテンションを無理にあげなくて構いません。
「しんどい時ってバラード調の音楽やクラシックしか聞けないね。」
「うん、少し体調がいいと軽いエッセイ本なら読めるね」
「テレビはNHKはまだいいけど、民放は疲れるから観れないね」
ものすごく話しが合って、驚くと同時に嬉しかったです。


入院していなくてもこんな繋がりが身近にあれば、どんなに楽か。
いまは、ネットで、こうして繋がりを持たせてもらっていることが唯一の心の支えです。
しんどければ、立ち上げなければいい。寂しかったら、繋げばいい。
ちゃんと利用法さえ間違えなければ、本当に便利なツールです。